インパクトと滑稽さが同居するとても粋な提げ物です。
層の部分の色味が様々な表情を生んでおり、伎楽面の動きが巧みに表現されています。
化粧をした歌舞伎役者のようなイメージで、今にも動き出しそうな作りです。
立体的な中に、層の模様の出しかた、出方によって、表情が真に迫るものがります。
江戸時代後期~明治初期
とんこつ:H73.0×W84.3mm
煙管入れ:L 220.0mm
191.7g
Black lacquer and carved on the pipecase and
tobacco box in guri style with Gigaku mask.
Late Edo to early Meiji periods
NPO Japan Mokumegane Research Institute.