こちらは杢目金の小柄でございます。

杢目金 小柄 mokumegane kozuka

 

白黒のモノトーンでありながら、その色の見え方が

驚くほど豊かで、かつ模様も繊細な小柄です。

丸い模様が沢山入っており、水面を跳ねる水の輪が

激しい様子を映しているようです。

また、泡のようにも見え、見ていて飽きの来ない木目金の中でも、

様々な表情を見せてくれる模様。

幕末から明治の間に作られたと考えられ、

時代の変遷の中に産まれた作品です。

 

江戸時代後期~明治 銀、赤銅

L100.3×W15.4×T4.5 32.8g

Kozuka with design of woodgrain pattern.

Late Edo to Meiji period

Silver , Shakudo