こちらは木目金の煙管でございます。

 

雁首と吸い口の部分に木目金が使われています。

金属の経年による色や古びた印象の中に、

馴染んでいる印象の木目金。

すらっとした羅宇の部分との境界を

きっちり留めつつ、奥深い木目の模様で包んでいます。

今から100年以上も前の作品ながら、

文字通り色あせていない、美しい木目金。

長く永く在るものは、長く永く人々に伝える何かがあります。

 

江戸時代後期 金、銀、銅、色金

L 200.0mm 28.4g

Kiseru with design of woodgrain pattern.

Late Edo period

Gold,Silver,Copper,Irogane