杢目金 薬缶 mokumegane yakan

とてもかわいらしい、小ぶりの薬缶です。
取っ手以外は全て木目金で作られています。
パッと見ただけでは、木でできているのではないかと思ってしまうくらいに、奇麗に木目の模様が出ています。
落ち着きのある雰囲気は、骨董品の経年変化以外のものを含み、またそれさえもデザインに組み込んでしまう、当時の職人の粋を感じます。
とてもきめ細かい木目の模様は、時代の流れ中で埋もれる事無く、私達に当時の様子を語りかけてくれます。

江戸時代後期 赤銅、銅
H60.0mm×W70.0mm 102.2g

kettle  with  woodgrain pattern.
Late Edo period
Shakudo,Copper