こちらはグリ彫りの栗形でございます。

グリ彫り 栗形 guribori kurikata

栗形とは、下げ緒を通すための部分です。

下げ緒を通すことで、帯に刀をまくことができます。

たっぷりとした厚みのある、故に迫力がある栗形です。

高橋はグリ彫りを得意とし、中でも高橋興次の作品は

彫りの形の美しさと合わせて肉厚もあり、

先に書いた迫力が生まれています。

繊細であり且つ大胆さも持ち合わせる、

グリ彫りの作品です。

 

江戸時代中後期 赤銅、銅

H32.7×W11.6×17.1 11.8g

Kurigata with design of guri scrolls .

Mid-to-late Edo  period

Shakudo , Copper